日本だけでなく海外でも圧倒的人気を誇る漫画『NARUTO -ナルト-』の作者、岸本斉史さんによる「サムライ8 八丸伝」は、岸本さんにとって「NARUTO」以来、約4年半ぶりとなる新連載です。
『サムライ8(エイト) 八丸伝』について、あらすじや設定を調査しました!
サムライ8八丸伝の新連載はいつから?
2018年12月23日開催のイベント「ジャンプフェスタ2019」で『サムライ8 八丸伝』が週刊少年ジャンプで連載スタートするのは2019年春と岸本斉史さんから発表され、ついに5月13日の週刊少年ジャンプで連載スタートされることが発表されました。
サムライ8八丸伝のあらすじや設定は?
原作者の岸本は「ぼくは和モノが好きです。その文化や装飾にワクワクします。
そしてSFモノが好きです。
そのギミックや設定にワクワクします。
なのでこの好きなの2つを混ぜちゃって作品を描く事にしました」「NARUTOより面白くするのに必死!!」と語り、“和”と“SF”をあわせた世界観『SFサムライ活劇』と発表されています。
今回の新作のターゲットはあくまで子どもたちです。
作者の岸本さんは「お金を持っていて、何でもそろっているような大人に向けて描くことはしない。
まだ何も持っていなくて、いろいろな制限があって、自由が利かない子どもに読んでほしいと思って作っている」と話し、そんな子どもたちに向けて「『完璧じゃないものがいい』『完成していないものが美しい』ということを描きたい」と熱を込めています。
新作の設定でも「NARUTO」に引き続き、「完ぺきではない主人公」として生命維持装置なしでは生きられないほど超虚弱ながら侍に憧れる少年「八丸(はちまる)」が銀河を股にかける大河ロマンです。
また、新作を形作る要素として“侍”を選んだのも「賢いわけではない」という不完全さを持ちつつ、「ただ犬死にするほどバカでもない、すごく微妙なところにいる存在」だからだということです。
作者の岸本さんは、「僕の中で、侍は知識にあまり重きを置いていなくて、行動で示す。
行動こそが知識を上回るというか、そこに僕は共感する。
さらに、侍は失敗したら死ななきゃいけないというとんでもないルールまであって、そこで自分を奮い立たせる。
言葉ではなくて、行動で示していくという覚悟を持っている人が好きなんです」と語り、その侍像は、テーマやメッセージを言葉で押しつけるのではなく、「作品から感じ取ってもらえたら」という岸本さんの姿勢とも通じるものがあるのかもしれません。
また、「サムライ8八丸伝」では、「NARUTO」で岸本さんのアシスタントを務めた大久保彰さんが作画を担当しており、「NARUTO」ファンはますます楽しみですね。
サムライ8八丸伝の連載第1話のあらすじは?
告知PVも公開され、刀を持ったキャラクターが登場しており「侍になりたいのなら“死ぬ覚悟”が必要だ」「7つの鍵」「侍魂」「鍵と呼ばれる特別な存在だ」など、物語のキーワードが明かされています。
週刊少年ジャンプにとって令和初の新連載として表紙と巻頭カラー、72ページのボリュームで掲載される予定です。
連載の第1話は、超虚弱ゆえに家から出たことがなくオンラインゲームに没頭する主人公・八丸と、彼に反抗されながらも世話を焼く父親が登場し、家族の愛や絆を感じさせるストーリーだそうです。
そんな八丸(ハチマル)の家に猫の侍が現れ物語が展開されるというはじまりです。
岸本さんが伝えたいものが今後の連載マンガの中でどう表現されるのか。
「サムライ8 八丸伝」は、キャラクターたちが宇宙を旅する中でストーリーが広がるロードムービーのような作品になるといいます。
旅の行く末や登場キャラクター、完璧でないからこそ心に響くストーリーが楽しみですね。