こんにちは
日本三名園の一つであり、加賀百万石の美を象徴する観光地である兼六園。
今回はそんな兼六園の見どころを1月に絞って紹介していこうかと思います。
雪の積もった兼六園は、他の季節とは全く違った景色を提供してくれるので、
凛と澄み渡る空気とともに、存分に堪能して下さい!
1月の兼六園といえば、雪!
やはりこの時期は、北陸特有の真綿のような雪のおかげで、雪吊りの姿がより一層格別なものに仕上がっています。
樹木を覆う美しい幾何学模様の円錐が空へと描く姿は、この兼六園の名物、定番と言っても良いのではないでしょうか。
唐崎松
上記の雪吊りは兼六園内の800本に近い樹木に施されます。
もちろん大小どれも美しい風景となるのですが、一番を挙げろと言われたら、
やはり近江八景の一つである「琵琶湖の唐崎」から種子を取り寄せ、
一から育て上げたと言われている、園内随一の名木「唐崎松」に違いないでしょう。
雪吊りの種類には「りんご吊り」「幹吊り」「竹又吊り」などがありますが、
見た目の美しさでは、この唐崎松の「りんご吊り」が一番映えるものだと思います。
兼六園(ことじ灯籠・霞ヶ池・唐崎松)〜金沢城(橋爪門・玉泉院丸庭園)〜しいのき迎賓館〜21世紀美術館へ。#金沢散歩 #石川県 #冬 pic.twitter.com/bPBTR7ByvU
— Kei @いしかわ観光特使 (@IshikawaTourism) 2018年1月23日
唐崎松ももちろんなんですが、その目の前に広がる「霞ヶ池」もまた絶妙に景色を作ってくれているんですよね。
万能とも言える「霞ヶ池」はどの季節、どの角度からでも、絵になるんですよね!
写真提供:金沢市
栄螺山(さざえやま)の山頂
唐崎松や霞ヶ池での風景を満喫した後は、その西岸に位置する「栄螺山」に登ってみましょう!
そこからの風景はこの時期にしか見ることが出来ないものなのです。
まず右手には雪に染まった霞ヶ池が広がり、さらに向こうには宏大な日本庭園が見えます。
そして、左側に視線を移してみますと、遠くに雄大の金沢の山々が見えます。
またこの時期は木々の葉が視界を遮るといったこともないので、
霞ヶ池や金沢の街まで全体を一望して、写真を撮りたいという方におすすめになります!
栄螺山から霞が池をぱしゃり。逆さの雪吊りが写真にうまく写ってるだろうか pic.twitter.com/WK8MWC2U
— 110 (@chinsousui_110) 2013年2月1日
もちろん木々の葉が生い茂っている時も、それはそれで美しいんですけどね…
ちなみに、この栄螺山(さざえやま)の名前の由来は、
登路がサザエの殻のようにぐるぐると回っており、それが頂上まで続いていることから来ているようです。
兼六園による野鳥にも注目
兼六園は市街地の中で水辺や高木、茂みといった野鳥が好む自然の条件が整っており、
渡り鳥の中継地点として機能しています。
なので、羽を休めている野鳥たちを観察するには、もってこいの場所なんですよね。
実際に野鳥観察会なども行われていて、1月でありながら、
カワセミ、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワなどの野鳥を見ることが出来るとのことです。
今日は気分転換にカワセミを狙いに
いざ兼六園へ
初めて撮ったんだけどこれハマるわ~
ロクヨン買わんなん(笑) pic.twitter.com/cFXe1mo3bW— アッキィー (@akideparture) 2018年3月4日
ヤマガラさんがひょっこり出てきました。
1/3 兼六園にて pic.twitter.com/qmVuBKEyuc— 婚活大魔王 (@konkatsudaimaou) 2016年1月3日
もちろん通常の時間でも見ることは出来ますが、早朝の人が少なく静かな時間に散策するのをおすすめします!
実際に私も早朝の無料開園を利用して、歩きながら野鳥観察をしたことあります!
兼六園はさすが人気観光地ということだけあって、どんな時期でも関係なく混んでいるので、
警戒心の強い野鳥を見るには、時間をずらして、人の少ない早朝が一番いいんですよね。
それに単純に雰囲気もいいので、是非早朝探索も試してみて下さい!
ちなみに11月1日~2月末日の間は、
6:00から、通常開園(8:00)の15分前まで、上記の早朝の無料入園のサービスを行っています。
1月の兼六園で見られる花
1月に花を咲かせる種は少ないですが、
ユキツバキやことじ椿、サザンカなどの紅色や、
ソシンロウバイやマンサクなどの豊かな黄色が、
雪の雰囲気に溶け込むことによって、一層魅力が増します。
兼六園は梅と椿が咲いてました pic.twitter.com/TQH3gHxPva
— 葉南菖蒲 (@haminamishoubu) 2017年1月17日
兼六園 椿とケンジくん pic.twitter.com/ootnrV5CKy
— 金子春花 (@nyan_peco) 2017年1月5日
兼六園なう。梅はまだ咲いてない。マンサクくらいしか撮るものがない(´Д` ) pic.twitter.com/cVCQvOTKtN
— Z長屋 (@z_nagaya) 2018年2月3日
また早咲きの梅として有名な八重寒紅も兼六園にはあります。
1月頃から花を付け始め、3月中旬ころまで咲いているようですね。
兼六園は八重寒紅梅が既に見頃に近づいています。白加賀、マンサクも咲き始めました。 pic.twitter.com/mCUSjQQk41
— manabu (@manabu16) 2016年1月3日
兼六園の梅林には、この他にも麻耶紅梅や青袖、しだれ梅など、見頃が異なる約20種類の梅が植えられていますので、
しばらくは香り豊かな梅を楽しむことが出来ます!
まとめ
以上が兼六園の見どころ!1月は雪の魅力と増え始める野鳥がおすすめ!のまとめでした。
まとめてみますと、、、
・1月の兼六園は雪本番で、唐崎松や霞ヶ池の雪化粧姿を見られる!
・1月の兼六園では、木々の葉が視界を遮らないので、栄螺山の頂上から遠くまで見渡せる!
・徐々に野鳥が来たり、花が咲き始めたりと雪以外にも魅力がある!
・野鳥観察する場合は、早朝の無料開園を利用してみては?
こんな感じでしょうか。
国の特別名勝である兼六園、その中でも雪を堪能できるこの時期は一見の価値ありです。
少しでも皆様のお役に立てたなら、幸いです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。