2019年4月27日~5月6日は、皇位継承に伴い10連休になることが先日ニュースで発表されました。
子供たちは、10連休もあるのだからもちろん大喜びですね。
しかし、共働きの家庭が今深刻な問題としているのが、10連休の保育所問題。
今回は、10連休の保育所問題や各市町村の対応についてご紹介していきます。
基本的には保育所・幼稚園・学校は10連休になる
2019年5月1日に皇位継承が行われる関係で、すでにニュースでも報道されているように4月27日~5月6日は異例の10連休となります。
この間、保育所・幼稚園・学校関係は原則9~10連休が予想されています。
10連休しっかりと休みが取れる人には、思いがけない長期休暇で予定を立てるのも楽しいでしょう。
しかし、共働き家庭で10連休全て休みが取れない家庭や、保育所にとっては大問題です。
この間、保育所が休みになったらどこに子どもを預ければ良いのか?
深刻な保育所問題が発生しています。
保護者側だけでなく学校や子どもにも、実はこの10連休深刻な影響があります。
子供は4月の入園・入学でようやく新しい環境に慣れてきたころに、10連休もあっては休暇明けにまた、振りだしに戻ってしまいます。
学校も同様です。
せっかく机に座る習慣を付けようというときに、全てスタート地点に戻ってしまいます。
国のトップは、10連休を決めたときにここまでの影響が出るのを考えていたのでしょうか?
石川県県内の保育所・認定こども園をはじめ、深刻な10連休の保育所問題
全国の保育所が10連休の保育所問題で揺れ動く中、一部の保育所では開園という対応をとるところもあります。
開園か休園かで悩んでいるのが、石川県内の保育所・認定こども園です。
保護者からは当然、仕事を休めないため開園のニーズがあります。
しかし、保育所・認定こども園の運営費を一部負担している市町村がいまだ対応を決めていないため、開園・休園を決めかねているのです。
開園にするのであれば、当然保育士の休日出勤の人件費が必要になります。
しかし、市町村が対応を決めてくれないと人件費の支援が受けられるかどうかが分からないのです。
では、国の対応はどうなっているのでしょうか?
◇国は自治体に対応を任せるという対応
内閣府の担当によると、「国として一律の対応は難しいため、各市町村に任せる」とのことです。
市町村に任せるといっても、当然各市町村の予算は異なります。
対応したくても予算の関係で難しいという市町村もあり、その結果対応がどんどん遅れているのではないでしょうか?
国が10連休を決めたのであれば、この保育所問題も国がある程度方向性を定めなければしわ寄せは全て保育所や保護者に来てしまいます。
◇開園を決めた保育所も10連休に頭を悩ませている
10連休に開園という対応をとる保育所もあります。
しかし、10連休もあると必ずその間、保育士に休日を取らせなければいけません。
開園と決めたけれど、休園日を設定しなければ10連休すべて開園するのは難しい、と頭を悩ませている園も少なくありません。
また、世間は10連休です。
保育士も連休を取りたいと思うのは、当然です。
ただでさえ、保育士不足が社会的な問題となっており今回の10連休は、保育士にとってもめったにない大型連休のチャンスでもあります。
保育士ばかりが大変な思いをするのではなく、休ませてあげたい、という思いから頭を悩ませている保育所があるのも事実です。
10連休の保育所問題に対してのネットでの声は?
それでは、この10連休の保育所問題についてネットではどのような声が挙がっているのでしょうか?
上記のように、国が保育所問題をはじめ10連休で考えられるであろう問題をしっかりと対策しないことに問題があるという意見が、多く聞かれました。
10連休で保育所問題はどうなる?まとめ
10連休の保育所問題。
保育所や市町村もそれぞれ、対策を考えて実践しようとしていますがはっきりとした指針が示されていないため、頭を抱えている保育所が多いのが現状です。
通っている保育所は休園という対応をとったとしても、保育士も休みが必要ということを保護者の方は忘れずに素直に賛同するようにしたいものですね。