こんにちは
本日行われたアジア大会の男子マラソンで、日本代表の井上大仁選手が見事32年ぶりの優勝を果たしましたね。
特にトラックに入ってからのバーレーンのエルアバシ選手とのラストスパート争いは、
非常に見応えがありましたよね!
今回はそんな井上選手とデッドヒートを繰り広げた、エルアバシ選手のプロフィールや経歴などをまとめていこうと思います!
また話題となったその接触も、動画で検証していきます!
エルアバシ(バーレーン・マラソン走者)のプロフィールは?
こちらがバーレーンのマラソン・長距離ランナー、エルアバシ選手のプロフィールです。
本名:エルハッサン・エルアバシ(El Hassan El-Abbassi)
生年月日:1984年4月13日
年齢(執筆時):34才
出身国:モロッコ
身長:171cm
体重:61kg
選手の寿命が長いと言われているマラソンや長距離走ですが、
井上選手や同じく日本代表の園田隼選手ら比べますと、かなり年齢が上であることが分かります。
他にも中国の選手などと比べても、エルアバシ選手が群を抜いて年上なんですよね。
34歳であの走りとは…改めて恐ろしく感じますね…
また出身国は北アフリカのモロッコなのですが、
2013年8月にバーレーン代表で闘うことを決め、国籍変更をしています。
日本の猫ひろしさんみたいな感じでしょうか。
ちなみに171cmの身長、61kgの体重でBMIを測ると、20.9になります。
この数字は日本の平均から見ても、世界(WHO)から見ても「普通体重」のようです。
まあそもそも体重の重さは筋肉の量とかも関係しているから、
身長と体重だけじゃ判断は難しいですよね…
少なくとも世界トップクラスのランナーですので、
体脂肪率は10%を切っているのではないかと思われます。
また他の日本人選手と比べてみますと、
日本の設楽悠太選手なんかは174cm/で48kgとかですからね…
身長や体重で競技の強さを判断するのは間違っていますね(汗)
エルアバシ(バーレーン・マラソン走者)の経歴は?
もともと中距離(1500mなど)走の選手であったようなのですが、
2011年にいきなり長距離デビューとなるマラケシュハーフマラソンで「62:53」という高記録を残し、
以降は本格的に長距離ランナーとして進んでいったエルアバシ選手。
上記のようにバーレーンに国籍変更してからは、代表として成績を残していきます。
特筆すべきは2014年のアジア競技大会、翌2015年のアジア陸上競技選手権大会、
それぞれ10000mで1位を獲得しています。
この2014年の10000mはバーレーン代表としてのデビュー戦であったようです。
まさにアジアでは敵なし状態と言えます。
ちなみにこの2014年の10000mでは、ラストで日本代表の大迫傑選手がこのエルアバシに抜かれたようです。
今回は同じ日本人の井上選手が、日本人の意地を見せつけたという形になりますね!
次にエルアバシ選手の各距離のベストタイムもどうぞ!
1500 m – 3:49.2
3000 m – 8:15.05
5000 m – 13:19.36
10000 m– 27:25.02
ハーフマラソン–1:00:52
マラソン–2:10:57
となっております。
一般人の私からしたら、どれも異次元に感じてしまいます。
村山紘太選手が作った日本歴代最高記録の「27:29:69」より速いということになりますね。
まあこのエルアバシ選手が作った記録がアジアレコードなので、当たり前なんですけどね
アジアナンバーワンは流石ということで。
でも調べてみたら、10000mの世界最高記録って「26:17.53」なんですね…
これはエチオピアのベケレ選手が2005年に作った記録なのですが、
本当に上には上がいると感じてしまいますね…
エルアバシ(バーレーン・マラソン走者)は押しのけられた?動画で検証!
このエルアバシ選手と日本の井上選手がラストスパートで激しく争い、わずかの差で勝利したのですが、
そのスプリントの途中で、両者は接触してしまったんですよね。
これに対し、エルアバシ選手は「1位の選手に押しのけられた。私が勝っていたはずだ」と、
またエルアバシ選手のコーチも「日本の選手はもう抜かれそうだと分かって、押しのけようとした」と語り、試合後物言いがついたようです。
もちろんこの物言いは退けられ、改めて井上選手の1位で金メダルが確定したんですけどね…
実際の動画がこちらなのですが、皆さんはどう思いますか?
【バーレン 難癖?!】
エル-アバッシーとチームは、井上大仁に難癖つけている模様
🔗https://t.co/WdIeeMRA48井上はプッシングしていない!
むしろプッシュされている!どうみても自爆だよね?!#AsianGames2018#marathon
inoue hiroto
Elhassan Elabbassi pic.twitter.com/GWb4xIyaHc— Rolows (@Rolows_13) 2018年8月25日
やはりここまでスペースがない中、無理やりエルアバシ選手が追い抜こうとして、ぶつかったように見えます。
また違う角度から、そしてスローの動画なのですが、
やはり井上選手がぶつかりにいった感じではないですよね。
エラバッシ氏
トラックの内側から抜こうとして
後ろから井上選手に手の甲をかけるが
コース縁石踏み無事自爆マラソンは手で勝負すると足がおろそかになるんですね#井上大仁#エラバッシ pic.twitter.com/Mzayv2fMrk
— t.k.d (@grenadecrew_tkd) 2018年8月25日
書いてあるように足元が疎かになり、縁石を誤って踏んでしまった感じですよね。
勝負の世界ですので、試合後にカッとなることは理解できますが、
井上選手に対するリスペクトがもう少しあれば、
そんな言葉決して出てこないんじゃないかな?と思った次第です。
まとめ
以上がエルアバシ(バーレーン・マラソン走者)のプロフィールや経歴、
そして話題の接触を動画で検証のまとめでした!
・アジアで有数の長距離ランナーであるエルアバシ選手はモロッコ生まれで、バーレーンへ国籍変更した!
・中距離から長距離に移り、多くの成績を残す、特に10000mがヤバイ!
・でも今回のアジア大会では若い井上選手を抜くことは出来ず
・接触は井上選手の故意では決してない
このような感じですね。
元々実力のある選手であることは間違いないので、年齢関係なくこれからの活躍も楽しみですね。
また井上選手と、新たなライバル関係が生まれるのか?大迫選手はリベンジできるのか?等日本人から見ても、これから色々気になる存在になりそうです!
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!